野菜宅配会社で放射能検査が厳しいのはどれ?
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3.11以来、特に小さなお子さんがおられる方や関東地方周辺の方は放射能検査の値を気にされる方は多いのではないでしょうか。
私は関西在住ですが、スーパーなどに並ぶ野菜は全国から運ばれてきたものですので、やはり産地が気になります。
以前から農薬などを心配して、無農薬の野菜などを買うために情報を集め購入しています。
今は、野菜宅配会社もいろいろとありますが、その宅配会社によって放射能検査測定の検出限界値や出荷する際の基準値が違うのをご存知ですか?
不検出と書かれていれば安心と思われがちですが、実は不検出でも危険な場合があるんです。
そんな放射能検査の基礎知識と放射能検査が厳しい宅配会社についてお伝えしたいと思います。
放射能検査 国の基準値以下なら安全?
国の安全基準は食品によって様々な値が設定されていますが、一般食品で100Bq、乳児用食品で50Bq、牛乳で50Bq、飲料水で10Bqです。
でも、放射能というのは安全基準というものなど本当はないんです。
ですから、本当は1Bqでも体に入れるべきではありません。
もちろん自然界に存在する放射能はたくさんあり、すべてを回避することは不可能です。
しかし、原発事故による放射能汚染の食品に含まれる放射能は1Bqでも入れないほうがよいのです。
国が制定している基準値を鵜呑みにしていると、危険なのです。
不検出でも危険!?放射能検査の検出限界値に注意!!
放射能検査の機械にもいろいろとあり、検出できる限界値が違うのです。
もし、放射検査の機械の検出限界値が50Bqだとすれば、検査した食品が50.1Bqの場合も不検出であるということです。
逆に検出限界値が1Bq以上のものは販売しないとなると1.1Bqあると、検出されたということで販売しないということになります。
それなら、検出限界値が1Bqの機械で調べればいいじゃないかということになりますよね。
しかし、検出限界値が1Bqの機械はとても高額なのです。
そればかりか、1つの食品を調べるのに36時間くらいかかるのです。
それを一品ごとに調べるのはほとんど不可能ですよね。
しかも、その機械を宅配会社が購入するのも大変なことです。
となると、小さな宅配会社だとどうしても検出限界値が高い機械を買わざるを得ません。
そのため、宅配会社によって検出限界値が違うのです。
もちろん、乳児用の食品だけ、委託でより低い値まで調べたりしている会社もあると思いますが。
それが不検出でも危険な場合があるということのカラクリなんです。
スーパーで売られている野菜はほとんどが国の最低限の基準値100Bq以下という可能性が高いですね。
実際の放射能の値は99Bqかもしれませんし、20Bqかもしれません。
怖いと思いませんか?
野菜宅配会社で放射能検査が厳しいのは?
上記のことを踏まえた上で、放射能検査が厳しい野菜宅配会社を探してみました。
ほっぺる 検出限界値 1~1.2Bq
九州の野菜宅配会社です。
九州でも震災の瓦礫処理が行われているところもあるため、全商品を放射能検査をしておられます。
PM2.5の測定もしているほど厳しく管理されているのはとても安心です。
また、野菜や肉類もセットになった送料無料のセットがあるのが魅力です。
オルター 検出限界値 1Bq
野菜以外の食品でも1Bq以下のものしか販売していません。
自社で検出限界値1Bqのものを使用して検査しています。
ただ、大阪に本社があり、元々は関西のみの宅配でしたが、3.11以降関東からの要望があり、現在は関西と関東の宅配になっていま。
それ以外の地域には佐川急便による配送も行っていますが1回の配送が1100円になります。
よつ葉ホームデリバリー 検出限界値 1Bq
こちらも関西の会社なので、対応地域以外の利用が限られていますが、対応地域であれば少量のお買い物でも配送料が無料なのでおすすめです。
らでぃっしゅぼーや 検出限界値 1~3Bq
全国対応の野菜宅配会社の中では一番厳しい基準です。
都市部などのらでぃっしゅぼーや専用車エリアで定期配送を選択すれば野菜セットのみの注文なら送料が無料で他の商品と一緒に買っても0円から500円までです。
宅急便利用の地域でも8000円以上の購入で無料~3000円未満で900円となっています。
の詳細はこちら
秋川牧園 検出限界値 1~5Bq
こちらの野菜は本社が山口で、生産物の山地が福岡、熊本、大分、山口、島根のものをメインに取り扱っています。
検出限界値も食品によって違うようですが、野菜はほとんどが西日本産のものです。
また、基本的に5Bq以下なので安心ですね。
ただ、発送が宅急便になるため、送料がかかるのが難点です。
1万円以上購入すれば送料無料になりますが、冷蔵と冷蔵同時購入の場合はそれぞれ1万円以上購入しなければ無料にならないのがネックです。
定期購入なら冷蔵、冷凍の合計額が12000円以上であれば送料が無料となります。
九州野菜王国 検出限界値 5~10Bq
検出限界値は他の野菜宅配会社よりも高めですが、基本的に九州の野菜を扱っておられるため、まず安全だと思われます。
無農薬や減農薬野菜を扱っているため、安心して食べることができます。
まとめ
放射能検査で不検出と書かれたものは安心だと思っておられた方は多いと思います。
でも実際は不検出でも検出限界値が高ければ意味がないんです。
元々国が定めた放射能の数値は海外の基準値と比べると恐ろしく高いのです。
水で言うと日本が10Bqなのに対し、アメリカでは0.111Bq、ドイツガス水道協会 0.5Bq、ウクライナ 2Bqです。
WHOの基準は10Bqなので日本はWHOの基準に沿ったのかもしれません。
日本は危機感がなさすぎですね。
原発事故後の暫定基準値なんて水の基準値は乳児で100Bqでしたから。
無知な国民を平気で危険にさらしていたのです。
ですから、一人ひとりがきちんと情報を集め、安全なものを選んで食べたいものです。
風評被害の問題もありますが、そこは国や電力会社が補償するべきところなんです。
食べて応援と言っていた芸能人の方が次々にガンになっていますよね。
それだけが原因とは言いがたいですが、その可能性もあるということです。
ぜひ、放射能検査には検出限界値があることを知り、安全なものを食べましょう。