偽物の醤油に注意!本醸造醤油との違いを知ろう
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醤油は発酵食品として優秀な調味料で、体によいということで海外からも注目されています。
しかし、今スーパーに並んでいる安価な醤油には偽物が多いことをご存知でしょうか。
偽物は発酵していないどころか体に悪い添加物が入っていることもよくあります。
スーパーなどに並んでいる醤油は全部本物の醤油だと思っていませんか?
実は安価な大量生産されている醤油はほとんどが偽物です。
その違いは一体どんなところにあるのでしょうか。
大メーカーだから、CMでやっているから安心と思っていませんか?
まずは本醸造醤油との違いを知りましょう。
本醸造醤油って?
醤油の原料は「大豆・小麦・塩」これだけでできます。
麹菌や酵母などの微生物の力によって長い時間をかけて発酵させて作られたものが本醸造醤油です。
発酵する中で醤油独特の香りや酸味、旨味、渋み、甘み、色などが出てきます。
醤油を作るには、長い時間が必要です。
時間をかけるほどによい香り、旨味が出てくるのです。
伝統的な本物の醤油は完成までに最低でも6ヶ月はかかります。
長いものですと1年から3年熟成したものも販売されています。
こういったものこそが本物の本醸造醤油です。
偽物醤油とは?本醸造醤油とのとの違いは?
本醸造醤油に対し、偽物醤油には一体どんな違いがあるのでしょうか。
簡単です。
偽物醤油は大量生産している大メーカーのものです。
大量生産するには、長い時間などかけて発酵などさせていられません。
1リットル当たり100円代200円代なんかで作ろうと思ったら、時間をかけて発酵させるなどということはできませんから。
発酵させないということは、香りはもちろん、旨味も色も酸味も何も出てきません。
ということは、本物の醤油に近づけるためにアミノ酸などの旨味成分を足し、足りない色にはカラメル色素で着色し、甘味料を入れます
しかも、発酵させていないのですから、もちろん腐りますので保存料が入ります。
これらが本醸造醤油との大きな違いです。
さらに、保存料を入れても腐ったりカビが生えやすいので注意書きとして「冷蔵庫に保存」と書かれています。
醤油は本来保存食です。
冷蔵庫などに入れなくても良い調味料なのです。
消費者のほとんどは冷蔵庫に入れなくてよいと思っておられるので冷蔵庫で保存している人はあまりいないでしょう。
しかし、実際は冷蔵庫に入れないとカビが生えます。
これも偽物である証拠で、本物との大きな違いです。
義母が数年前、食卓に出しっぱなしにしていたら、カビが生えたと不思議そうにしていました。
何も不思議なことはありません。
カビが生えて当然の代物なのですから。
発酵していない偽醤油を買わされていることに本人は気づいていないのです。
偽物醤油には冷蔵庫に保存ということが書かれていても、昔の醤油を知っている人は特にそんなことには気づかないのでしょう。
本醸造醤油と偽物醤油の見分け方
本醸造醤油と偽物醤油の見分け方は簡単です。
原材料に余計なものが入っていないかということです。
大豆・小麦・塩以外に保存料やアミノ酸、甘味料、醸造用アルコールなどが入っていれば間違いなく偽物です。
安価なものも間違いなく偽物です。
しかし、稀に高額なのに偽物のものもあります。
本物の醤油には「冷蔵庫に保存」などという注意書きはありません。
それも選ぶ時にチェックしておきましょう。
本物の調味料を使いましょう
本醸造醤油は高額です。
しかし、きちんと発酵して作られた醤油は美味しいだけではなく、体にもよいのです。
逆に偽物の醤油は体に悪いことは明らかです。
偽物調味料は醤油だけではありません。
同じように時間をかけて発酵させて作る味噌や酢などの調味料も偽物があります。
こういったほぼ毎日使うような調味料を本物に変えるだけでも発酵した食品をたくさん摂ることができます。
偽物を選ぶ人が少なくなれば、偽物の調味料を作る会社も減るのではないでしょうか。
安さばかりを求める消費者がいるから偽物が横行するのです。
本物は高いとはいえ、醤油などは1升買えば数ヶ月もちます。
本物と偽物の違いを知れば本物を買いたいと思いませんか?
1回に使う醤油の金額は大したことはありません。
それなら本醸造醤油を使ったほうが健康にもいいですし、何より美味しいのでオススメです。