国産100%表示を信じるな!
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数年前から、中国産などの輸入品に毒物や異物が混入していたことなどを受けて、今は食に気を遣う消費者が増えてきています。
そのせいか、国産100%表示をしている商品が突然増えてきました。
しかし、日本の食糧の自給率はかなり低いのです。
今まで輸入にばかり頼っていて自給率が下がっているのに国産100%表示の商品が増えているのはおかしいと思いませんか?
そんな国産100%表示のカラクリについてお話ししたいと思います。
甘い国の基準
なぜ国産100%表示の商品が増えたのか。
それは国の基準がめちゃくちゃだからです。
驚くことに、国産100%表示は50%以上の国産品が入っていれば表示してもよいとよいとされているのです。
国がそんなことを言っているのです。
今、国産の小麦が安く売られていますね。
私も、少し高い程度で買えるならと、外国産100%よりはまし・・・と思い、買ってしまっていました。
しかし、やはり、国産小麦が外国産よりもたった数十円しか違わないというのはおかしな話です。
本物の国産小麦なんて外国産よりもはるかに高く数百円も違ったりするものです。
小麦と大豆は加工された最終製品に50%以上の国産品が使用されていると「国産100%」と表示できてしまうのが現実です。
政府が小麦粉を管理している!?
小麦粉に関しては政府が管理している小麦粉は、大手製粉会社が小麦を購入する時に、輸入小麦と国産小麦を抱き合わせで購入させられるという制度があります。
それもおかしな話なのですよね。
その代償として50%以上国産を使用していれば100%と表示してよいと許可しているのでしょうか・・・。
本物の100%国産の小麦はもちろん存在します。
信頼できるメーカーを見つけることで購入も可能です。
変な紛らわしい基準を設けている国にだまされないようにしましょう。
国や企業にだまされないようにしましょう
国産100%表示のカラクリはこんな感じです。
一人ひとりが国にだまされているということを自覚することで、状態が少しずつ変わっていくことを願います。
だまされっぱなしではいけません。
消費者もだまされない目を持って、よいものを選んでいけるようになれば国も変わっていくのではないでしょうか。